【スマホ自転車殺人女・森野美空の現在】事件の概要
2017年12月に起こった、“スマホ自転車死亡事故”。
神奈川県川崎市麻生区にて、スマホと飲み物を持ちながら、電動自転車を運転していた女子大生が、歩行者とぶつかって死なせてしまいます。
この事件の加害者は、両手をハンドルで添えた状態で右手に飲み物、そして左手にスマホを持っていました。また、耳にはイヤホンをしながら電動自転車に乗っており、前を歩いていた米沢晶子さん(当時77歳)と衝突。米沢さんは、その2日後に死亡が確認されました。
【スマホ自転車殺人女・森野美空の現在】加害者は森野美空
この事件の加害者は、森野美空(もりのみく)です。
森野美空は、当時20歳の大学生。ごく普通の大学生だったようですが、スマホや飲み物を両手に持ち、イヤホンまでしながら電動自転車に乗っていたとは、安全面への配慮がなされていないのがわかります。
この事件で、森野美空は『重過失致死』の罪に問われました。
【スマホ自転車殺人女・森野美空の現在】反省していない?
森野美空は、この事件の起訴内容について「間違いありません」と認めています。
遺族に申し訳ないことをしたと反省の弁も述べているのですが、巷では反省の色がないとも批判されていました。その理由を取り上げてみました。
被害者の葬儀に出なかった
スマホや飲み物を持ちながら電動自転車に乗り、高齢女性を死なせてしまった森野美空。反省の弁を述べながらも、被害者の葬儀には出席しなかったようです。
裁判の証言台に立った父親・森野よしかつさんはその理由を次のように語っています。
『家の前にマスコミがたくさんいたので怖くなって、娘に家に残るように言った。夫婦だけで葬儀に出たが、マスコミがうるさいので葬儀の迷惑になると思い急いで帰った。』
この発言は、完全に自己保身であり、遺族も気持ちを無視した発言ですよね。この自分本位の発言に、ネットでは多くの批判が起きました。
事件後にインスタで飲み会画像をアップ
遺族の方はこの事件後に、森野美空のインスタにて飲み会画像を発見しています。
事件後に、友人たちとお花見で酒盛りをしている画像をアップしているとは……反省しているとは思い難い行動ですよね?事故とは言え、自分の運転で1人の命を奪っているにも関わらず、これは不謹慎としか言えません。しかも、この画像を遺族の方が発見しているのですから、その時の気持ちを思うと気の毒でなりません。
【スマホ自転車殺人女・森野美空の現在】遺族に嘘もついていた?
森野美空は、なんと遺族に嘘もついていたようです。
森野美空は、事件後に当時の状況を説明しています。その際、スマホを持っていたことは認めていますが、飲み物を持っていたことやイヤホンをしていたことは隠していたのです。森野美空が走行していたのは、「自転車走行禁止区域」でした。つまり、道路交通法違反であったことは間違いありませんし、その上遺族に嘘までついていたとは反省をしていないと取られても仕方ありません。
【スマホ自転車殺人女・森野美空の現在】遺族に謝罪?
森野美空の態度は、父親も含めて非常に自分本位に見えます。
そういった理由から、遺族は森野美空とその親からの謝罪も断り続けていたようです。
遺族の話によると、事件後に森野美空からの謝罪の手紙は1通もなかったようです。犠牲となった女性の夫の元には謝罪は来たものの、その娘のところには謝罪すらも来ませんでした。
しかし、裁判が始まる3週間前になって突然の謝罪の手紙が届いたそうです。これは、裁判での情状目当てであるのは明らかであり、これに対して遺族は森野美空に対してさらに怒りを覚えたようです。
本当に心から謝罪の気持ちがあるのであれば、事件後すぐに謝罪を試みていたはずです。しかし、このような状況からも“反省をしていない”と思われるのも致し方ありません。
【スマホ自転車殺人女・森野美空の現在】出身大学は?
森野美空は、事件当時大学生でした。
森野美空は、この事件をキッカケに大学は中退しています。
通っていた大学を探してみると、『田園調布学園大学』に通っていたことが噂されています。
田園調布学園大学は、神奈川県川崎市麻生区東百合丘にある私立の大学です。つまり、事故が起こった川崎市麻生区内にあったということで、やはり自転車で通える範囲内の大学だったようですね。同大学は2002年に創設され、人間福祉学部と子ども未来学部があるようです。森野美空もこのどちらかの学部に通っていたのでしょう。
【スマホ自転車殺人女・森野美空の現在】判決は?
森野美空はその後の判決にて、『禁錮2年、執行猶予4年(求刑禁錮2年)の判決』の有罪判決を受けています。
裁判では、森野美空が右手に飲み物、左手にスマホを持ち、左耳にイヤホンをした状態で、スマホをポケットにしまった直後に事故を起こしたと認定しています。
裁判長は、「歩行者を死傷させ得るとの自覚を欠いた運転は自己本位で過失は重大」と指摘。そして、時速約9キロと比較的低速であったこと、森野美空が反省の弁を述べていることなどから執行猶予付きの判決となりました。
【スマホ自転車殺人女・森野美空の現在】ネットの反応は?
この事件の判決が決定した後、ネットでは「罪が軽すぎる!」と批判の声が聞こえています。
確かに故意に起こした殺人ではないかもしれません。しかし、森野美空の自覚のなさと自己本位な運転で起こった死亡事故。1人の命が亡くなっていることを考えると、確かに罪が軽すぎると言えるのではないでしょうか?
この件で遺族は以下のようにコメントをしています。
『被告は正しい反省の仕方をしていないと思います。判決は母の命の重さに対して軽いものだと思います。』
このコメントは、ネットでの反応と同じです。人が1人亡くなっているのですから、「”殺人”と同様だ!」との声が相次いでいます。この刑の軽さでは、”スマホを見ながらの事故が多発しているが、今後も厳しく取り締まることはないのか?”とも思ってしまいます。
スマホを見ながらの事故が多発している中、森野美空の起こした事故はもっと厳しく処罰がなされるべきだったのではないでしょうか?
【スマホ自転車殺人女・森野美空の現在】現在は?
森野美空は、現在どうしているのでしょうか?
この事件の判決によって、『禁錮2年執行猶予4年』となった森野美空。つまり、執行猶予付きではあるものの、刑務所や拘置所にも入っておらず、普通に生活をしているようです。
現在の詳しい生活状態はわかりませんが、通っていた大学も中退し、現在の消息はつかめていません。しかし、反省の色があまり見られなかったことからも、また同じ過ちを犯してしまっても不思議はありません。
【スマホ自転車殺人女・森野美空の現在】まとめ
スマホ自転車での“殺人事件”を起こした森野美空についてまとめてみました。
故意ではなかった“事故”とは言え、その自覚のなさや安全面への配慮のなさ、そして自分本位の態度は遺族だけではなく、ネットでの反応も許しがたいものでした。
判決は思ったよりも軽く、現在も普通の生活をしていると思われる森野美空。遺族としては、非常に悔しいところでしょう。
最近多発している、スマホを見ながらの事故。死傷者が出ていることからも、この処罰はもっと重いものにすべきではないでしょうか?今後はこのような事件が起こらないことを祈っています。