「ナナナーナナナー」「いきなり出てきてゴッメ〜ン！まことにすいまメ〜ン！」などのフレーズで、2008年を中心に大ブレークしたジョイマン。しかし、現在はほとんどテレビで見かけることがありません。なぜジョイマンは消えてしまったのか。また、現在はどのような活動をしているのか。本記事では、ジョイマンの気になる現在を掘り下げていきます！

ジョイマンは、ボケの高木晋哉さん、ツッコミの池谷和志さんからなるコンビ。吉本興業東京本社に所属しています。高木さんが池谷さんを誘って2003年4月に結成されました。同期には天竺鼠や東京03、しずるなどの芸人さんがいます。

ジョイマンは結成から約5年後の2008年に大人気番組「爆笑レッドカーペット」のレギュラーを獲得。ここから大ブレークし、「ぐるナイ」や「ロンドンハーツ」、「エンタの神様」など数々の有名番組に出演します。さらには大手企業のCMにも大抜擢されました。しかし、華々しい過去とは裏腹に、現在は悲惨ともいえる現状を送っています。

1980年8月18日生まれ、神奈川県出身の高木晋哉さん。ジョイマンではボケを担当しています。なんと早稲田大学出身と高学歴であり、同じ芸人の小島よしおさんと同期です。

しかし、本人いわく大学受験で燃え尽きてしまったそうで、在学3年間で取得単位0という残念な結果に。結局早稲田大学は中退し、親には「出ていけ」と言われてしまいます。このことをきっかけに、お笑いの道へと進みます。

1981年2月18日生まれ、神奈川県出身の池谷和志さん。ジョイマンではツッコミを担当してます。高木さんに比べると個性が薄く、「とくダネ」へゲスト出演した際に「一般人にジョイマンのジョイマンじゃないほうって言われました」と語っています。

しかし、その後2014年12月30日に放送された「アメトーーク」の企画「ザキヤマ&フジモンがパクりたい－1グランプリ」にてFUJIWARA藤本さんが、池谷さんの「なんだこいつ～！」をパクったことにより、「なんだこいつの人」と認識されるようになりました。

2008年に大ブレークしたものの、約1年で芸能界から消えてしまったジョイマン。悲しいことに、ブレークから2年後の2010年には「タカトシ×くりぃむのペケ×ポン」にて旬じゃない芸人として紹介されてしまいます。

さらに、2014年にはサイン会0人という、ジョイマンへトラウマを植え付ける悲惨な事件が発生。しかし、なぜあれだけ大ブレークしていたジョイマンは突然消え、ここまで悲惨な現状となってしまったのでしょうか？

2008年の大ブレーク時期にジョイマンとしての仕事だけでなく、徐々に高木さんピンでの仕事が増えていったといいます。そのことに腹を立てた池谷さんは、不満が爆発。このことが事務所やプロデューサーから反感を買うきっかけとなってしまい、仕事を回してもらえなくなったと考えられます。

高木さんは2009年に、美女と浮気しているところをフライデーされてしまいます。浮気というイメージが番組に悪影響を与えると思われたのか、2009年以降はテレビ番組への出演がめっきり減ってしまうのです。

しかし、芸人さんのなかには浮気や不倫といったフライデーをされても、消えずに番組へ出演し続ける人もいますよね。ゆえに、高木さんのフライデーが消えた理由とは断言しにくい部分もあります。

実はジョイマンは一度解散の危機に瀕しています。というのも、2018年に「もし単独ライブのチケットが完売しなければコンビ解散する」ということを宣言していたのです。結果として単独ライブ「ここにいるよ。」は完売！手売りをしながら、なんとか解散を回避できました。

解散の危機を回避した高木さんは「3年前の握手会に1人も人が来なかった時に、芸能界の底を見た気がした。ホッとしています」と語り、相方の池谷さんも「15周年ですが、2007年に当たったんで、もう一発屋の期間の方が長い。これから頑張ります」とコメントを残しています。解散の危機を乗り越えたお二人には、もう一度輝いてもらいたいものです。

なんとお笑いライブの会場に、たった4人しかお客さんが入っていなかったそうです。そんな悲惨な現状を目の当たりにしたら、暗い気分になったり、やる気がなくなったりしそうなものですが、高木さんは違いました。たった4人しかいないお笑いライブを「平和で尊い儀式」というポジティブな言葉に言い換えているのです。

高木さんの良い人感がにじみ出ているツイートを見たフォロワーたちは、「千葉でやってほしい！！」「今日にかぎって振替出勤で行けませんでしたが、すごく行きたかったです。」「売れてほしい！」など、応援のコメントを残しています。

お笑い芸人であれば、誰もが出場したい、優勝したいと願う「M-１グランプリ」。ジョイマンも何度か挑戦していますが、どの年も決勝まで残ることができていません。M-１グランプリは結成15年目までの芸人さんしか出場できないため、2003年結成のジョイマンは2018年が最後のチャンス。すべてをかけて挑んだものの、結局3回戦で敗退してしまいました。その当時の心境をTwitterに残しています。

2014年8月3日、高木さんのTwitterにて「町田モディ7階にてサイン会やってます。 」という文章と共に思わず目を背けたくなるような写真がツイートされました。このイベントは、営業先でイベンターから持ち込まれたそう。人が集まるか不安な2人でしたが、イベンターからは「整理券を50枚さばいている」と伝えられたため、予定通りサイン会を開催。

しかし、整理券を持っているという客は誰1人として来ず、結局サイン会は0人で終了したのです。ジョイマンの2人にとってはトラウマともいえる事件ですが、この写真が面白いとSNSで話題に！このことをきっかけに番組へ呼ばれ始めるなど、ジョイマンとしてのターニングポイントになりました。

2019年には「あれからもう5年。まだ5年。風化させちゃいけないと思ってます。」と、高木さんがツイート。サイン会を振り返る余裕を見せています。

2017年7月、ジョイマンは「しくじり先生」に出演。これまでの人生や月収、フライデーにスクープされたときのことなどを語っています。高木さんは、「これまでの人生を自分で決めてこず、さらには今後どのような芸人になりたいか決まっていないことが最大のしくじりだ」とは話しています。

また、それと同時に「今後は感謝の気持ちを持って芸人活動を続けていく」とも語りました。この言葉が本当であれば、ジョイマンの解散や芸能界引退はなさそうですね！

現在、高木さんの素朴な日常ツイートが面白いと話題になっています。フォロワー11万人（2019年8月現在）、ツイートには数百から数千の「いいね」が付いており、かなり人気なことが伺えます。

これらのツイートを見たフォロワーからは、「今日も文才が溢れまくってますね。」「お笑い以外にも天職があるのではと感じました。詩人・作家さんですとか…」「これはもう、一篇の詩。」などのコメントが寄せられました。

気になるのが、ジョイマンの現在の収入です。2017年に出演した「しくじり先生」によれば、現在のジョイマンの月収は13万円だそう。ブレイク時には150万円あったといいますから、ほぼ10分の1になっています。高木さんに至っては妻と娘がいますので、13万円でやりくりできているのでしょうか？心配になってしまいますね。

2018年、ルミネtheよしもとにて開催された「よしもと若手祭り2018前夜祭 なななな～♪ なななな～♪ 77組～♪」で披露されたネタです。かなり観客が湧いており、再ブレークを思わせる雰囲気。キャッチーなフレーズが多数出てきますので、テレビに出演すれば高校生にウケて再ブレークできるのでは？なんて思ってしまいます！

ちなみに、ジョイマンが運営している公式チャンネルがYouTubeにあります！3年前に公開された「ジョイササイズ」は13万回再生と、かなりの人気動画になっています。気になった方は見てみてくださいね！

大ブレークからの転落、解散など、様々な危機を乗り越えてきたジョイマン。過去のような大ブレークとまではいきませんが、高木さんのTwitterがバズっていたり、番組への出演が増えてきたりと、少しずつ悲惨な現状から抜け出してきています。サイン会0人というトラウマを糧に、もう一度お二人に輝いてもらいたいところです！